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No.13「ダダリオとアーニーボールの実験（その2）」
今回は、前回の「ダダリオとアーニーボールの比較実験」の続きなのですが、
前回の実験を自分で読み返してみたら、
「アーニーボールの方がクオリティが低い」という結果になっていて驚きました。
クオリティが低いと判断したのは、アーニーボールのプレーン弦が凸凹していたからですが
実際に両方を使用してみての感想は、どちらも優劣付け難いです。
単に好みの問題だけだと思います。
今までがダダリオに慣れていた私にとっては、アーニーボールに張り替えた直後だけ
巻弦に「チュルチュルと指に引っかかる感触」に違和感を感じましたが、それもすぐに慣れました。
この「チュルチュルと指に引っかかる感触」こそがアーニーボールの特徴であり、
逆にアーニーボールに慣れてる人がダダリオを使うと、「レスポンスが悪い」と思うかもしれませんね。
それで、私が前回から比較しているのは、「弾き心地」とはあまり関係ないことのようです。
はっきり言って、意味のない比較なのかもしれません。
でもせっかく始めてしまった実験なので、一応記録だけは残しておこうと思います。
念を押しておきますが、
実際に両方を使用してみての感想は、どちらも優劣付け難いです。どちらも良い弦です。
前回、ダダリオ（D'Addario）とアーニーボール（ERNIE BALL）の劣化の度合いを比較実験してから
まる2年が経ちました。
そのときにダダリオとアーニーボールの2セットを混ぜて1本のギターに使用したので、
実験で使わなかった方の1セット分を長期保管して様子を見ましょうということで
Zipper袋に入れて長期保管することにしたものと・・・
弦を張った方の切れ端をZipper袋に入れずに空気に触れる状態で放置したものがあります。
これらが2年経ってどうなったかを見てみることにします。
2年経ったものはこの、3弦だけアーニーボールと・・・
前回3弦だけダダリオを張ったときの切れ端です。
切れ端から見てみますね。
これはブランドの比較というよりも、指で触らずに空気に触れた状態で放置するとどうなるかです。
巻弦ですが、指で触らなければ2年も放置していたのに錆びないですね。
若干、艶がなくなっているようにも見えますが、ちゃんと光輝いています。
プレーン弦もたまに点のレベルで黒い部分はありますが、全体的には錆びずに輝いています。
この実験から分かることとして・・・
「ダダリオのビニール袋はよく穴が開いていて密閉されていない。」ということから、
「新品でも長期在庫のものは錆びてしまうのではないか？」という不安があったのですが
その心配はほとんどなくなりました。
続いて、3弦だけアーニーボールのセットです。
2年前の実験で開封してからすぐにZipper袋に入れて密閉しておいたものです。
こちらの実験の主な目的は、
先ほどの「空気に触れた状態」に対して、「密閉」して保管したらどうなるか。です。
結果的に「空気に触れた状態」でもあれだけ綺麗だったので、なんとなく結果は見えてますけど。
まずダダリオです。
ダダリオの巻弦です。 錆びもなく綺麗です。
ダダリオのプレーン弦です。 こちらも錆びもなく綺麗です。
続いてアーニーボールです。 ちょっと黒くなってる箇所があります。
錆びてました。
拡大します。完全に錆びてます。
ところどころ錆びてます。
でも全体的に見れば輝いているので、まぁ実用には問題ないと思います。
以上です。
私が元々ダダリオを使い慣れていて気に入っていることがこのような結果を導いてしまったのか
ちょっとこの実験は、たまたまこのアーニーボールがここまで錆びただけかもしれないですし
ブランドの比較としては公平じゃないかもしれません。
弦には製造年月日や賞味期限の記載がないので、
弦を購入した時点でその弦が製造後どのくらい経っているのかは分からないですし、
これだと実験をする人によって結果が異なってしまう可能性があるわけで
もっと公平に比較する為には、
ダダリオとアーニーボールを10セットずつ用意するなどの必要があると思いました。
ということで・・・実験としては悔いが残ります。
実際に使用してみての感想も考慮しての総合的な結論として、
部分的な点錆びさえ除けば、全体的には密閉されていようがいまいがあまり関係なく、
音や感触についても単に好みの問題で、弦としては特に優劣はないと思います。
2016.10.1
前回の実験を自分で読み返してみたら、
「アーニーボールの方がクオリティが低い」という結果になっていて驚きました。
クオリティが低いと判断したのは、アーニーボールのプレーン弦が凸凹していたからですが
実際に両方を使用してみての感想は、どちらも優劣付け難いです。
単に好みの問題だけだと思います。
今までがダダリオに慣れていた私にとっては、アーニーボールに張り替えた直後だけ
巻弦に「チュルチュルと指に引っかかる感触」に違和感を感じましたが、それもすぐに慣れました。
この「チュルチュルと指に引っかかる感触」こそがアーニーボールの特徴であり、
逆にアーニーボールに慣れてる人がダダリオを使うと、「レスポンスが悪い」と思うかもしれませんね。
それで、私が前回から比較しているのは、「弾き心地」とはあまり関係ないことのようです。
はっきり言って、意味のない比較なのかもしれません。
でもせっかく始めてしまった実験なので、一応記録だけは残しておこうと思います。
念を押しておきますが、
実際に両方を使用してみての感想は、どちらも優劣付け難いです。どちらも良い弦です。
前回、ダダリオ（D'Addario）とアーニーボール（ERNIE BALL）の劣化の度合いを比較実験してから
まる2年が経ちました。
そのときにダダリオとアーニーボールの2セットを混ぜて1本のギターに使用したので、
実験で使わなかった方の1セット分を長期保管して様子を見ましょうということで
Zipper袋に入れて長期保管することにしたものと・・・
弦を張った方の切れ端をZipper袋に入れずに空気に触れる状態で放置したものがあります。
これらが2年経ってどうなったかを見てみることにします。
2年経ったものはこの、3弦だけアーニーボールと・・・
前回3弦だけダダリオを張ったときの切れ端です。
切れ端から見てみますね。
これはブランドの比較というよりも、指で触らずに空気に触れた状態で放置するとどうなるかです。
巻弦ですが、指で触らなければ2年も放置していたのに錆びないですね。
若干、艶がなくなっているようにも見えますが、ちゃんと光輝いています。
プレーン弦もたまに点のレベルで黒い部分はありますが、全体的には錆びずに輝いています。
この実験から分かることとして・・・
「ダダリオのビニール袋はよく穴が開いていて密閉されていない。」ということから、
「新品でも長期在庫のものは錆びてしまうのではないか？」という不安があったのですが
その心配はほとんどなくなりました。
続いて、3弦だけアーニーボールのセットです。
2年前の実験で開封してからすぐにZipper袋に入れて密閉しておいたものです。
こちらの実験の主な目的は、
先ほどの「空気に触れた状態」に対して、「密閉」して保管したらどうなるか。です。
結果的に「空気に触れた状態」でもあれだけ綺麗だったので、なんとなく結果は見えてますけど。
まずダダリオです。
ダダリオの巻弦です。 錆びもなく綺麗です。
ダダリオのプレーン弦です。 こちらも錆びもなく綺麗です。
続いてアーニーボールです。 ちょっと黒くなってる箇所があります。
錆びてました。
拡大します。完全に錆びてます。
ところどころ錆びてます。
でも全体的に見れば輝いているので、まぁ実用には問題ないと思います。
以上です。
私が元々ダダリオを使い慣れていて気に入っていることがこのような結果を導いてしまったのか
ちょっとこの実験は、たまたまこのアーニーボールがここまで錆びただけかもしれないですし
ブランドの比較としては公平じゃないかもしれません。
弦には製造年月日や賞味期限の記載がないので、
弦を購入した時点でその弦が製造後どのくらい経っているのかは分からないですし、
これだと実験をする人によって結果が異なってしまう可能性があるわけで
もっと公平に比較する為には、
ダダリオとアーニーボールを10セットずつ用意するなどの必要があると思いました。
ということで・・・実験としては悔いが残ります。
実際に使用してみての感想も考慮しての総合的な結論として、
部分的な点錆びさえ除けば、全体的には密閉されていようがいまいがあまり関係なく、
音や感触についても単に好みの問題で、弦としては特に優劣はないと思います。
2016.10.1
